2016/10/10 月曜日

【レビュー的な何か】SSD Sony SLW-MG2【目次】

Filed under: 日記 — ハイジんブルー @ 18:57:17

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何気に初のNAND SSDの【レビュー的な何か】。相変わらずNANDフラッシュを信頼していない自分ですが、食わず嫌いは良くないと思い、導入してみることにしました。さすがに、信用していないものをメインに使用するにはためらわれるため、Storage Class Memory的な使い方をしてみることに。

写真の整理にAdobe Lightroomを使用しているのだが、管理する枚数が増えるに従いカタログデータが大きくなり高速なHDDでもプレビュー表示が遅く、作業効率が下がって来ていた。そこで、カタログデータおよびプレビューファイルをランダムアクセスに強いSSD上で読み書きさせ、作業効率を上げようという作戦である。

Enduranceが低いNAND SSDを大量の書き換えに使用するには良いのか?と思われるかもしれませんが、最近はTLC NANDや3D NANDによってSSDの価格も下がってきましたので「消耗品で最悪1年持てば良い」という考えで使用します。

で、購入したSSDだが【レビュー的な何か】をするなら他の人がレビューしていないものを選ぼうと思い、マニアックな品を選んでみました。

Sonyがコンシューマ向け市場に2.5インチSSDを投入
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/742964.html

今年の2月にSonyから発表されていたコンシューマ向けSSD SLW-Mシリーズの240GBモデル『SLW-MG2』だ。「んっ? そんなのあったっけ?」という人と「あぁ~ そういえばそんなの発表されてたなぁ」という人が居ると思うが、実はこのSSD未だに日本では発売されていないのだ。しかも海外でもレビューがかなり少ない。

と言うわけで、この子に決定した訳だ。

~目次~

  1. フォトレビュー編
  2. 分解編
  3. 準備編
  4. CrystalDiskMark編
  5. CopySpdBench編
  6. まとめ編

【レビュー的な何か】SSD Sony SLW-MG2【フォトレビュー】

Filed under: コンピュータ関連,ベンチマーク・レビュー,日記 — ハイジんブルー @ 18:57:13

Sony 240GB SSD『SLW-MG2』 目次

【レビュー的な何か】SSD Sony SLW-MG2【フォトレビュー】←今ココ
【レビュー的な何か】SSD Sony SLW-MG2【分解】
【レビュー的な何か】SSD Sony SLW-MG2【準備編】
【レビュー的な何か】SSD Sony SLW-MG2【CrystalDiskMark編】
【レビュー的な何か】SSD Sony SLW-MG2【CopySpdBench編】
【レビュー的な何か】SSD Sony SLW-MG2【まとめ】

まず、初めにパッケージの外観から見てゆく。

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パッケージの大きさは2.5インチのSSDよりもほんのちょっと大きい程度となっている。しかも、軽い!3.5インチマウンタがついていないため、軽いしパッケージも小さく収まっている。

日本では未発売ということで、香港からやってきたらしいコヤツは表記が英語 + 中国語(?)で日本語での表記は一切ない。 漢字なので何が書いてあるかをおおよそ予想できるが…

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裏面もキャッチーな謳い文句的なものが書いてあるわけではなく、シンプルで必要な情報が記載されている。韓国語やロシア語(?)の表記があるのに日本語がないところを見ると、このまま日本で発売するつもりは無いようですね。

ちなみに、製造は台湾で、製造日が2016年1月になっています。発表されたのが2月でしたからかなり初期のロットのようです。

では、パッケージを開けて中を見てみます。

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中身もシンプル。本体の他、説明書、保証書、9.5mm厚スペーサ、Acronis True Image用のアクティベーションキーが入っていました。ちなみに、保証書は約30か国語で記載されていましたが、日本語は無し。アクティベーションキーの中国語を示す国旗が青天白日満地紅旗になっているあたり、台湾向けの品であることを感じさせる。

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SSD本体は帯電防止袋に入っているが、封をするシールがほとんどほとんど接着されていなかった。おかげで、シールを破ることなく綺麗に剥がせてしまいました。この辺りは日本向けではないクォリティー?(^^;)

でも、もってこれがSSD本体。

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他メーカーのSSDは地の銀色がむき出しの筐体にシールを貼っているだけのものが多い印象がありますが、さすがSonyは見た目にもこだわっているのか?シンプルだが一瞬でSonyだとわかる。

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裏面もSony製品らしい感じ。ここも日本語表記は無し。

と、ここまで外観を見てきましたがベンチマークを行う前に次は分解して内部がどうなっているかを見てみましょう。

【分解編】へ

【レビュー的な何か】SSD Sony SLW-MG2【分解編】

Filed under: コンピュータ関連,ベンチマーク・レビュー,日記 — ハイジんブルー @ 18:57:06

Sony 240GB SSD『SLW-MG2』 目次

【レビュー的な何か】SSD Sony SLW-MG2【フォトレビュー】
【レビュー的な何か】SSD Sony SLW-MG2【分解】←今ココ
【レビュー的な何か】SSD Sony SLW-MG2【準備編】
【レビュー的な何か】SSD Sony SLW-MG2【CrystalDiskMark編】
【レビュー的な何か】SSD Sony SLW-MG2【CopySpdBench編】
【レビュー的な何か】SSD Sony SLW-MG2【まとめ】

国内向けの正規品ではないため、パチモンを掴まされている心配もあったので分解して内部がどうなっているかを見てみました。

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開けるためにはVOIDシールを破る必要があります。まぁ、元々国内での保障は無いので何のためらいも無くバッサリ行きました。

VOIDシールを破ると、筐体は特にネジ止めや接着はされておらず、爪で軽く止めてあるだけで簡単に開きました。

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まず、お目見えしたのが裏面、そして基盤も筐体に軽く爪で引っかかっているだけなので引っ張って取り出すと…

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コントローラが取り付けられている表面が現れました。

コントローラはデカデカとH1と書かれていますが、詳細は不明。

[產品評測] SONY M series 240GB SSD (※中国語)
http://www.diypc.hk/archives/19941

Sonyからの発表前に出ていた情報と一致しており、そのサイトによるとおそらくPHISONのPS3110-S10と思われる。確かに、ほかのPHISON PS3110搭載SSDとよく似ている…

と言うか、Centon C-380と基盤上の他の部品まで含め完全一致だよ!

Centon C-380 480GB SSD Review – Benchmark Reviews
http://benchmarkreviews.com/31339/centon-c-380-480gb-ssd-review/2/

検索してみると、他のメーカーからも完全一致のSSDが出ているようなので、どうやらOEM品のようですね。というか、基盤をよく見ると「FSIOEM1FODP1-AN」って書いてありますしね。パチモンを掴まされることを恐れていましたが、どうやら本物で間違いないようです。

さて、NANDフラッシュのほうを見てみると…

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パッケージはTSOPで型番は『TT17G2JAPA』となっている。これは、上記中国語のサイトのものと一致している。この型番をググってみると、このSony Mシリーズ以外情報がでませんでした。

ところが、PHISON PS3110-S10について情報収集を行っていたところ、偶然『TT17G2JAPA』の画像が見つかりました。

Phison S10 – Tom’sHARDWARE
http://www.tomshardware.com/reviews/toshiba-tlc-mlc-micron-mlc-phison-s10,4190.html

こちらのサイトではPHISONからReference DesignのSSDを借りているようで信頼できる情報であるとおもいますので、この『TT17G2JAPA』はToshiba A19 TLCで間違いないでしょう。さらに両面合わせて16枚搭載されていることから128Gbit NANDであることが予想される。っていうか、これPHISONのReference Designと完全一致だよね?

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キャッシュ用のDRAMはVFBGAパッケージのNANYA 『NT5CC128M16IP-DI』を搭載。こちらはNANYAの仕様書が公開されており、2GbitでDDR3L-1600対応であることがわかる。

[PDF] DDR3(L) 2Gb SDRAM – Nanya
http://www.nanya.com/NanyaAdmin/GetFiles.ashx?ID=1465

とまぁ、ここまでで内部を見てみましたが、要するにこれはReference Designを基にしたOEMでオリジナリティがあるところはでっかくH1と書かれたコントローラくらいに思われる。

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ちなみに、筐体だが両方とも金属製で基盤を取り外して気づいたが、どうやら黒い塗装が施されているようだ。基盤が固定されている面のほうは見えないから塗装を省略しているのだろうが、開けられたら見えてしまう蓋のほうはしっかり塗装してあるのがSonyらしい?

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【レビュー的な何か】SSD Sony SLW-MG2【準備編】

Filed under: コンピュータ関連,ベンチマーク・レビュー,日記 — ハイジんブルー @ 18:57:01

Sony 240GB SSD『SLW-MG2』 目次

【レビュー的な何か】SSD Sony SLW-MG2【フォトレビュー】
【レビュー的な何か】SSD Sony SLW-MG2【分解】
【レビュー的な何か】SSD Sony SLW-MG2【準備編】←今ココ
【レビュー的な何か】SSD Sony SLW-MG2【CrystalDiskMark編】
【レビュー的な何か】SSD Sony SLW-MG2【CopySpdBench編】
【レビュー的な何か】SSD Sony SLW-MG2【まとめ】

それでは、ベンチマークに向け準備をしていきます。

まずは、使用環境に接続。以前HDDのベンチマークを必死に取っていた時にはベンチマーク専用PCを準備して毎回OSをクリーンインストールして、と手間をかけていましたが、最近は時間も取れないのでサッといつも使用している環境を用いることにしました。

ベンチマーク環境:『自作PC 4号』
[CPU]Core i7 3770
[Memory]DDR3 1333 24GB
[M/B]ASRock Fatal1ty Z77 Professional-M
[OS]Windows10 Pro 64bit

ScreenShot

SSDはIntel Z77 のSATA 6Gbpsポートに接続した。

まずは、CrystalDiskInfo 7.0.0で確認すると…

ScreenShot2

半数の項目がベンダ固有となっていて、何を示しているのかは不明。

NTFSでの完全フォーマットを行ったが、40分で終了。さすがSSD、早くて容量が少ないだけあって早い。特に最近は超が付く大容量HDDばかりだったので、より一層早く感じました。

ScreenShot3

フォーマット後のプロパティはこんな感じ。TB級のHDDだとここで表示される容量が少なくなって悲しくなるが、これくらいの容量だと差が小さいのでガッカリ度が低いですね。

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【レビュー的な何か】SSD Sony SLW-MG2【まとめ】

Filed under: コンピュータ関連,ベンチマーク・レビュー,日記 — ハイジんブルー @ 18:56:42

Sony 240GB SSD『SLW-MG2』 目次

【レビュー的な何か】SSD Sony SLW-MG2【フォトレビュー】
【レビュー的な何か】SSD Sony SLW-MG2【分解】
【レビュー的な何か】SSD Sony SLW-MG2【準備編】
【レビュー的な何か】SSD Sony SLW-MG2【CrystalDiskMark編】
【レビュー的な何か】SSD Sony SLW-MG2【CopySpdBench編】
【レビュー的な何か】SSD Sony SLW-MG2【まとめ】←今ココ

国内ではまだ販売されていないSony製のSSD『SLW-MG2』を入手し、レビュー的な何かを行ってきましたが、分解やベンチマークから得られた結論は…

とりあえず、パチモンではなさそう。そして…

これはPhisonのReference Designを基にしたOEMである!

ということだ。

Sonyなら何か斜め上を行く秘密があるはずだと期待していましたが、まぁ、SSDの筐体がワザワザ塗装しあったりとデザインにこだわりをかんじるところくらいでしょうか?ベンチマークの結果も自分としては初のSSDということで、速いと感じますが、現行の他のSSDと比較すると特筆するところは見つからず、同じTLC NANDでいうとOCZの『Trion 100』と同等と考えればよさそうです。

じゃあ、どんな人におすすめかと言うと、残念ながらSony信者の方以外にはおすすめする理由が思いつきませんでした。

OCZのTrion 100の方が大幅に安いですし、あちらは同じPhison S10でもToshibaが独自に最適化を行っているようですので、私なら次はあちらを買います。

とまぁ、否定的なことばかり書いていますが、今回SSDを導入した目的であるLightroomの動作速度ですが、キャッシュ領域とカタログ領域をSSD上に移動したところ驚くくらい体感速度が向上しました。これまでプレビューの表示に数秒の待ち時間が発生してサクサク画像切り替えが行えませんでしたが、待ち時間がほぼゼロになり快適になりました。こういった意味では今回のSSD導入は成功だったと言えるでしょう。

さて、最後に気になる情報を発見したので紹介。

Review of Sony SLW-MG2 240GB Internal SSD – The Tech Revolutionist
http://www.thetechrevolutionist.com/2016/04/review-of-sony-slw-mg2.html

数少ないSony SLW-MG2のレビューを行っているサイトなのだが、Writeの性能が今回測定を行った結果よりもかなり高めに出ている。よく見るとNANDが今回分解してわかった『TT17G2JAPA』ではなく『TT58G51ARA』となっており、若干異なっている。もしかしたら、製造ロットによっては搭載NANDが異なり性能が違う可能性があることを最後に記しておきます。

2016/4/7 木曜日

【レビュー的な何か】Seagate ArchiveHDD ST8000AS0002【SMR検証】

ST8000AS0002

気づけば、数年ぶり(?)の【レビュー的な何か】。最近は動画編集をすることもほとんどなく、HDDの容量や転送速度に困ることもほとんどなかったため、最新のHDDを購入することがほとんどなかった。だが、データは地味に増えていくもので、一眼レフのデータを保存している2TB HDDが圧迫されるようになってきた。そこで、4TBのHDDを購入しようとPCパーツ屋へ行って価格調査をすると、6TBとそれほど価格が変わらないではないか!どうしよう、どうしようと悩んでいたところ、衝撃的な品を発見した。SeagateのArchive HDDシリーズの8TBモデル『ST8000AS0002』が特価で2万円台前半で販売されている!!しかも、日本シーゲートが8TBキャンペーンなるものを開催している。

オープンキャンペーン| シーゲイト
https://www.seagate-campaign.com/8tb/

これは買うしかない!というわけで、計画の2倍もの大物を買ってしまいました。

でもって、レビューだが「固定ネジの位置がマニアック」だったり、通常のCrystalDiskMarkのベンチマークは他の多くの方が行っているので今回はまとめる時間も無いし、パス!代わりに下記の記事で気になっていた件を検証してみた。

最安の8TB HDD「ST8000AS0002」をテスト、SMR技術を再確認 – AKIBA PC Hotline!
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/mreview/rental/20160229_737407.html

近年の高密度記録HDDでは読出ヘッドと比べ書込ヘッドの微細化が難しくなってきており、Archive HDDシリーズでは書き込み時にトラックの一部を重ね書きする『Shingled Magnetic Recording (SMR)』が採用されている。非常に高密度な記録が可能であり、読み出し性能には影響を与えないと素晴らしい方式なのだが、書き込み時にには重なったトラックも書き直さなければならず、特にランダム書き込み時には大きなパフォーマンス低下が発生してしまう。

上記AKIBA PC Hotline!の記事によるとCrystalDiskMarkではSMRによる影響の有意差が見られないが実際のファイルコピーにおいてはベンチマークと異なる結果が得られたとしている。今回はその件をちょっと検証してみた。

ちなみに、今回の検証は時間がほどんどないためいずれのベンチマークでも試行回数が1回しか取れておらず、検証環境も普段使いのPCといい加減です。大体の傾向が見れれば良いかなと思っています。TiB級のベンチマーク行うと1試行で1日かかりますので、勘弁してください…

ST80000AS0002_018ST80000AS0002_019

まず、CrystalDiskMark 3での検証だが、通常のデータサイズ500 MiBと、かなりデータサイズを大きく取った2 TiBでは目立った低下がみられないどころが、データサイズが大きいほうが書き込みが早くなっている。AKIBA PC Hotline!の記事を見て、データサイズを大きくしていけばどこかで、パフォーマンス低下の閾値が見れるかと期待していましたが、ダメでした。

そこで、次はWindows上での実際のファイルコピーテスト。AKIBA PC Hotline!の記事では「1ファイル4GB前後の動画が約2.7TB」の全データをコピーしていたので、ファイルサイズと合計サイズを変化させて、これを少し詳しく検証してみました。

さすがに、全条件を手動で行うととんでもなく時間がかかるので、Lansen氏が公開しているCopySpdBenchを使わせて頂きました。

ファイルコピー速度計測ツール公開 – Lansenの現実逃避日記
http://d.hatena.ne.jp/Lansen/comment/20081003

WindowsAPIのCopyFile関数を使用していますので、エクスプローラ上でのコピーと近い結果が得られていると思います。

ST80000AS0002_020

上記がテスト中の画面です。1MiBのファイルを100万個コピーするテストではコピーに10時間以上(さらにテストファイル生成に同等の時間がプラスα)かかっているのがお分かりいただけるかと思います。さて、苦労話は置いといて、上記テストで取得したデータをまとめると以下のようになった。

st8000as0002_filecopytest

おおよその傾向としては、「ファイル数が多い」と遅く、「合計ファイル容量が多い」と遅いといったところでしょうか。AKIBA PC Hotline!の記事ではファイルサイズ4GBで合計2.7TBのコピーで56MB/secとなっていましたが、値が半分程度となっているのはあちらは別なHDDからのコピーだったのに対し、CopySpdBenchでのコピーは同一HDD内で行って、読み書きが同時に行われたからではないでしょうか?また、AKIBA PC Hotline!の記事では「100GB程度のデータであれば極端な速度低下は発生しない」としていましたが、今回の検証ではたとえ10GBや1GB級のデータでもファイルサイズが小さければ速度低下が発生しており、この記述を否定する結果となりました。デジカメを使用していれば10MB程度のJPEGが1000個で10GBと言うのは実使用上で十分に在り得ると思いますので、注意が必要かもしれません。

SMRではない通常のHDDで同一のベンチマークを行ったことはありませんので、本当にSMRの影響かどうかは、さらなる検証が必要かと思いますが、CrystalDiskMark上では現れない差が実使用上で発生するのは確かのようです。

※上記記事内ではMiBやMBを使い分けています。紛らわしいですが、TiB / TBオーダーでは誤差がかなりのものになりますので、このようにして表記しています。

2012/6/18 月曜日

【レビュー的な何か】Seagate ST1000DM003【目次】

ついにプラッタ容量が1TBに達した3.5インチHDD。線記録密度向上に伴い転送レートが大幅に向上していることが期待できる。

そこで、現在500GBプラッタHDD『ST3500418AS』3台のRAID0にしている構成を性能を落とさずに1TプラッタHDD 2台構成に更新できないかと考え、テストしてみました。

1TBプラッタを採用したHDDはHGSTとWestern Digitalからも登場していますが、今回はSeagateのBarracudaシリーズ1TBモデル『ST1000DM003』を購入。気づけば、このブログが始まって以来3.5インチHDDはSeagateしか買ってない(^^;)

~目次~

  1. フォトレビュー編
  2. 準備編
  3. 単体ベンチマーク編
  4. Raid0ベンチマーク編
  5. まとめ編

【レビュー的な何か】Seagate ST1000DM003【フォトレビュー編】

Seagate Barracuda 『ST1000DM003』 目次

【レビュー的な何か】BarracudaLP『ST2000DL003』【フォトレビュー】←今ココ
【レビュー的な何か】BarracudaLP『ST2000DL003』【準備編】
【レビュー的な何か】BarracudaLP『ST2000DL003』【単体ベンチ編】
【レビュー的な何か】BarracudaLP『ST2000DL003』【Raid0ベンチ編】
【レビュー的な何か】BarracudaLP『ST2000DL003』【まとめ】

まずは、フォトレビューから。

バルク品で購入したので帯電防止保護袋に包まれただけの簡単な包装。

袋自体は、いつものSeagateのものと変わりませんが、製品保証シールが新しくなってますね。

去年購入したST2000DL003では「シーゲイト製品保証」と表記されていましたが、「シーゲイト正規代理店保証」に変更されていました。保証について変更があったとSeagateからアナウンスがあった記憶はないので、表記が変更されただけでしょうかね?

袋から取り出したST1000DM003。

ぱっと見、Barracuda 7200.12シリーズと変更はないように見えますが、実は写真下側の形状が左右逆になってたり。部品配置はBarracuda LPシリーズに近くなったようですね。

ラベルは久々にがらっと変わりましたね。これまで複数シリーズあったBarracudaですが、『Barracuda』に統一されたことでラベルも変えたんでしょうね。

これまでシリーズ名と容量の表記が世代ごとに左寄せ・中央揃え・右寄せと変わっていくのを見てきましたが、今回は左寄せってことで!

ちなみに、これまでのBarracudaシリーズではSATAケーブルの接続の仕方がラベルに丁寧に表記されていましたが、ST1000DM003では特に表記はなく、割と簡素な表記になりましたね。

裏面はこんな感じ。基板サイズ・形状はBarracuda 7200.12やBarracuda LPシリーズと変わらず。

基板を引っぺがして表面をみてみると、キャッシュメモリが『Samsung K4T511630I-HCE7』になっていました。

Barracuda LPやBarracuda 7200.12シリーズではTSOPパッケージのDDR SDRAMを搭載していましたが、ST1000DM003ではFBGAパッケージのDDR2 SDRAMに。以前の基板ではギッチリ詰まっている感じがしましたが、メモリのパッケージが小さくなったことでメモリ周辺の配線が余裕ありそうな感じに。次の世代ではさらに基板が小さくなるかもしれませんね。

コントローラのほうはLSI製であることがわかりますが、放熱シートがバッチリくっついていて詳細は確認できませんでした。

(左:ST1000DM003(1プラッタ) 右:ST2000DL003(3プラッタ) )

Seagate製1プラッタHDDの特徴でもあるのですが、ST1000DM003は通常の3.5インチHDDよりも薄型となっている。多数のHDDを搭載するRAIDではHDD同士の距離が離れるほうが排熱上うれしいので、個人的には重要なファクターだと思っている。

【準備編】

【レビュー的な何か】Seagate ST1000DM003【準備編】

Seagate Barracuda 『ST1000DM003』 目次

【レビュー的な何か】BarracudaLP『ST2000DL003』【フォトレビュー】
【レビュー的な何か】BarracudaLP『ST2000DL003』【準備編】←今ココ
【レビュー的な何か】BarracudaLP『ST2000DL003』【単体ベンチ編】
【レビュー的な何か】BarracudaLP『ST2000DL003』【Raid0ベンチ編】
【レビュー的な何か】BarracudaLP『ST2000DL003』【まとめ】

それでは、実際に使用する準備に取り掛かっていきます!

はじめに、CrystalDiskInfo 4.3.0でSMART値のチェック。

ST2000DL003のとき同様バッファサイズは表示されませんでした。フォトレビュー編で見たDDR2 SDRAMは512Mbitなので仕様通り64MBであると思われますが、CrystalDiskMarkの結果がちょっと楽しみですね。

フォーマット前にHDTune2.55でチェックしてみると…

おおっ!Max 199.1MB/s!残念ながら200MB/sには達しませんでしたが、これはすごい!Access TimeもBarracuda 7200.12とほとんど変わらず。

完全フォーマットには1時間46分25秒要しました。

500GBのST3500418ASのときは1時間22分でしたので、転送速度差(ST3500418AS:125MB/s  ST1000DM003:200MB/s)を考慮すると妥当な感じですね。

フォーマット後のプロパティは上に示した通りでWindows上での実容量は1,000,202,039,296byte (931GB)となってます。

【単体ベンチマーク編】

【レビュー的な何か】Seagate ST1000DM003【単体ベンチ編】

Seagate Barracuda 『ST1000DM003』 目次

【レビュー的な何か】BarracudaLP『ST2000DL003』【フォトレビュー】
【レビュー的な何か】BarracudaLP『ST2000DL003』【準備編】
【レビュー的な何か】BarracudaLP『ST2000DL003』【単体ベンチ編】←今ココ
【レビュー的な何か】BarracudaLP『ST2000DL003』【Raid0ベンチ編】
【レビュー的な何か】BarracudaLP『ST2000DL003』【まとめ】

お次にCrystalDiskMarkでベンチマーク。

ベンチマーク環境:『自作PC 3号』
[CPU]Core2Quad Q9650@定格
[Memory]DDR2 800 2G×4@定格
[M/B]Gigabyte GA-EP45-DS5
[System HDD]Seagate ST2000DL003
[Data HDD]ST31500341AS + ST3500418AS×3(RAID0)
[VGA]HIS Radeon HD3870 IceQ3
[OS]Windows7 Home Premium 64bit
[SATA 3Gbps]Intel ICH10R (Intel Rapid Storage 10.1.0.1008)

ST1000DM003自体はSATA 6Gbpsに対応していますが、現在使用中の環境でSATA 6Gbpsに対応するものが無いので、今回はすべてSATA 3Gbpsで測定しました。いずれの結果もフォーマット直後の状態で行いました。

CrystalDiskMark 3.0.1

まず、はじめにCrystalDiskMark 3.0.1の結果。

最大となったのがデータサイズ1000MBでシーケンシャルリード171.9MB/s。HDTuneでMax 199.1MB/s出ていたので200MB/s近くを期待していただけにちょっぴりガッカリ…

CrystalDiskMark 2.2

これまでの世代のSeagate Barracudaシリーズと比較するためにCrystalDiskMark 2.2の値を見てみます。

~比較対象~

  • ST1000DM003 (1TB [1TBプラッタ] 7200rpm) Barracuda
  • ST2000DL003 (2TB [667GBプラッタ] 5900rpm) Barracuda Green
  • ST31000520AS (1TB [500GBプラッタ] 5900rpm) Barracuda LP
  • ST3500413AS (500GB [500GBプラッタ] 7200rpm) Barracuda 7200.12
  • ST3500418AS (500GB [500GBプラッタ] 7200rpm) Barracuda 7200.12
  • ST31500341AS (1.5TB [375GBプラッタ] 7200rpm) Barracuda 7200.11
  • ST3320613AS (320GB [320GBプラッタ] 7200rpm) Barracuda 7200.10

200MB/sにはまだまだ達しなくてガッカリしましたが、それでも、これまでに使用してきたHDDの中で最速の値になっていて1TBプラッタの高記録密度が発揮されていることが分かる。

最後にデータサイズを変化させた際の結果を…

リードに関してはST2000DL003(キャッシュ容量64MB)の時と同様に512Kがデータサイズ16MBから下がり始める傾向となっているが、急に下がるわけではなく、128MBまでジワジワと下がる結果になっており、64MBキャッシュが効いていることが分かる。

ライトはST2000DL003の時はリードと同様に16MBから急に下がる傾向になってましたが、ST1000DM003では64MBまでは維持されていることが分かる。ちょっとおもしろかったのが、Seqの値。64MBまでギザギザした形になってますが、これが何回測定しなおしてもこの傾向は変わらず。不思議です…

【Raid0ベンチマーク編】

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