2013/6/29 土曜日

JogShuttle Controller ver4.1

1年半くらい前に作成したCanopus製ジョグシャトル『JD-1』用の仮想ドライバ。

【お年玉企画?】Canopus JD-1用ドライバを自作してみた
http://haizin.serveblog.net/?p=9320

ジョグダイアルを回転させた際に生成できるのがキーコードのみのため、Webブラウザ等のスクロールには上下矢印キーを割り当てていました。これがマウスのホイールとは若干違う動作をしていたために、若干使い勝手が悪かった。

そこで、キーコード以外に、マウスホイールイベントが生成できるように書き換えてみました。

参考にしたのはこちらのページ

VB.netでマウスクリックなどの操作を行う – Yahoo!知恵袋
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n31274

この変更によってマウスホイールイベントが生成できるようになりましたが、前バージョンからアップデートする場合は設定ファイルに追記が必要になります。

マウスホイールイベントを用いることでキーコードよりもはるかにスムーズなスクロール動作が可能になりました。EDIUSやPremiereでのフレーム移動が大分し易くなったかと。

実行ファイル (コンパイル済)
JogShuttle Controller v4.1.zip

VisualBasic 2012 プロジェクト (ソースコード)
JogShuttle_Controller_VBProjectv41.zip

お約束

お約束なので書いておきますが、使用して何らかの損害を被っても私は知りません(`・ω・´)キリッ 自己責任でお使いくださいな。ただ、おかしな挙動を示した場合には報告をいただければ今後の改善に役立つかと思いますので、この記事のコメントにでもお願いします。

あと、完全に趣味で作っているものなのでCanopus(現グラスバレー)さんへ問い合わせるとかはおやめ下さいな。

2012/1/1 日曜日

【お年玉企画?】Canopus JD-1用ドライバを自作してみた

新年一発目はコレ!

Canopus製のJog/Shuttleコントローラ『JD-1』。

JD-1 製品情報 – GRASSVALLEY
http://pro.grassvalley.jp/catalog/jogdisk/jd1_index.htm

動画編集でコマ単位の編集を行う際に便利なジョグダイヤルですが、こいつのドライバは対応しているソフト以外で動作せず、もうメーカーのサポート終了しているために、対応ソフトが増える望みも無い…

なら、自分でドライバを作ってしまおう!

というわけで、VB.netを使って作ってみました。

そして、同様に困っている同士の参考になればと思い、ソース等を公開します!お年玉だと思って活用して頂ければと思います!

JD-1の動作確認

まず、初めにJD-1がどのように動作するかを確認してみました。

Canopusの公式ドライバをインストールしていない状態で接続すると…

『HID準拠コンシューマー制御デバイス』として認識した。

さすがに、ハードウェアレベルからドライバ作成するとなると大変だなぁ~と思ってましたが、HIDで認識してくれているので、ここから送られてくるデータを解析して利用することにしました。

正確には『ドライバ』と呼んでいいのか微妙ですが、まぁ、細かいことは(゚ε゚)キニシナイ!!

HIDドライバから受けた信号を作成するドライバで読み込んで、その信号に応じたキーコードを仮想キーボードから送信する。送信するキーコードを使用するソフトウェアのショートカットキーに割り当てることで動作させる。

これなら、どのソフトウェアでも対応できる!

HIDからのデータを読み出す方法はこちらのサイトのコードを使わせていただきました。

ぬるり。: Raw Input(直訳:生入力)
http://hongliang.seesaa.net/article/18076786.html

上記サイトのコードでは『マウス』のデータを読み出すことを目的にしているので、これを『コンシューマ制御デバイス』のデータを読み出すようにしました。

HIDデバイスには目的に応じて[Page]と[Usage]が指定されており、『マウス』の場合は[Page : 1][Usage : 2]となっている。

USB.org – HID Tools
http://www.usb.org/developers/hidpage/

各デバイスに割り当てられているPageとUsageについてはUSB-IFが公開している一覧表『HID Usage Tables』で調べることができる。

今回用いる『コンシューマ制御デバイス』の場合は[Page : 13][Usage : 1]となっているので、ここを書き換えている。

上記コードから得られるHIDの生データを解析すると、ジョグダイヤルは1クリックするごとに1信号、ボタンは押した瞬間離した瞬間にそれぞれ1信号が送信されることが分かった。押した瞬間と離した瞬間を読み取ることで、押しっぱなしを検出できますが、今回は押した瞬間のみ用いました。

作成したドライバ

ドライバの作成はVisualBasic 2010を使用。

以前から、何度か書いているように、自分はプログラミングは大の苦手で正直「動けば何でもいい」と言う考えなので、基本的には上で紹介したソースコードに手を加えた程度となっています。VBも今回初挑戦!

で、実際に作成したドライバは…

[JogShuttleController.exe]と[settings.xml]の2ファイル構成。

JogShuttleController.exeを起動するとタスクバーの通知領域に常駐し、HID信号を監視します。

アイコンはWindows 7の通知領域と似たデザインになるようにしましたが、自分のセンスではこれが限界(^^;)

とりあえずアイコンが表示されれば起動完了。

JD-1からのデータを元にキーコードが送信されるようになる。

キーコード等の設定ですが、通知領域のアイコンを右クリックすると…

設定画面の項目が表示される。

設定画面はこんな感じ。設定内容はexeファイルと一緒に入っている[settings.xml]に保存されているんですが、自分にはxmlファイルを出力する方法が分からなかったので、細かい設定はxmlファイルを書き換えることで行うことになる。(気が向いたら実装するかも…)

この画面で設定できるので[動作モード][感度]およびそれらを切り替えるためのボタン設定。

まず[動作モード]ですが、複数のモードを登録することでアプリケーションごとに異なる動作をさせることができる。とりあえず、自分がよく使うソフトを5つほど登録してみました。

動作モードを増やすには[settings.xml]に追記を行うことで可能となっているが、その方法はxmlファイル内に書いてありますので、そちらを参照あれ。

もうひとつ、設定できるのが、[感度]。

[感度]はジョグダイヤルを1クリックさせると何回キーコードを送信するかを設定できる。動画編集でコマ単位の編集を行う際には不要な機能だが、Webブラウザでページをスクロールする際にはジョグダイヤルを回す回数が少なくて済むので手が疲れなくて便利だったりする。

[動作モード]と[感度]の切り替えは変更ボタンを登録しておくことで、設定画面を出さずに行うことも可能。

設定したボタンを押すとこんな感じでバルーンが表示されて変更された内容を知ることができる。

ダウンロード

とまぁ、作成したドライバですが、JD-1が肥やしになってしまっている方もいるかと思いますので公開しておきます。一応、Windows 7 64bit版とWindows XPにて動作することは確認してあります。

Canopus-JD1-JogShuttle-Controller.zip

なお、参考にさせてもらったソースコードを公開しているサイトさんが「改変、再頒布可」としていますので、VBプロジェクトも公開しておきます。使いやすいように改変したり、他のHID機器用のドライバ作成の参考になればと思います。

JogShuttle_Controller_VBProject.zip

お約束

お約束なので書いておきますが、使用して何らかの損害を被っても私は知りません(`・ω・´)キリッ 自己責任でお使いくださいな。ただ、おかしな挙動を示した場合には報告をいただければ今後の改善に役立つかと思いますので、この記事のコメントにでもお願いします。

あと、完全に趣味で作っているものなのでCanopus(現グラスバレー)さんへ問い合わせるとかはおやめ下さいな。

2011/5/5 木曜日

GWだし久々に電子工作してみた

連休ですねぇ。

ゴロゴロしてても勿体無いのでこんなものを作ってみました。

ケースから何やらケーブルが生えている。

前面にはRJ-45端子(LAN)が。

側面にはステレオミニ端子が。片方にはmini-USB端子も。

生えていたケーブルはDIN5端子。

カバーをはずして中身を見るとこんな感じ。この写真で正体がわかる人はかなりのマニアですね( = ω =)b

謎の黒い箱の目的

とりあえず写真を載せましたが、何がしたいかを説明していきます。

DIN5端子で気づいた方もいるかもしれませんが…

PCからMIDI信号をMIDIハードウェア音源に送り、生成された音声データをPCのスピーカーから鳴らす。これが今回の目的である。

LANケーブルを活用

MIDIと音声の送受信なら、単純にケーブルでつなげば良いだけだが、今回の障害はPCとMIDI音源が50メートル近く離れていること。音声のケーブルなら50メートルも物もあるでしょうけど、MIDIケーブルは規格上15メートルまでなので存在しない。おまけにMIDIケーブルは結構太いので音声と合わせると太くなってしまい、あまりスマートではない。

そこで思いついたのが、LANケーブル1本でステレオ音声とMIDIデータを送受信する方法である。試しにやってみると、MIDIデータは50メートル先まで問題なく送信でき、音声も戻ってきた。

ところが、そんな簡単に終わるわけもなく、問題が発生。

1本のケーブルで音声とMIDIの送受信を行っているためLANケーブル内でクロストークが発生して音声にノイズが載ってしまった。

音声信号増幅

配線を工夫したり色々と試したが、それほど改善せず、結局行き着いた方法が…

音声信号がLANケーブルに入る前にアンプで振幅を7倍に増幅。PCの音声入力時に信号を元のレベルまで減衰させる方法。

最初は音声信号が強くなったことで、今度は逆のクロストークが発生し、MIDI信号の方にエラーがでるようになるのではと思ってましたが、試してみたところ意外にうまくいきました。

この方法だとクロストークノイズをPCで増幅してしまうことがないので、ノイズはほとんど聞こえなくなりました

配線&回路図

LANケーブルの自作を行ったことがある方ならご存知かと思いますが、CAT5e以上のLANケーブルは内部に8本の細い線が入っていて、下の図のように2本ずつ撚り合わせてある。

異なる信号同士を撚り合わせると、一層クロストークが発生しやすくなるので、音声にはGND端子を組み合わせて、MIDI信号には+5V端子を組み合わせました。

『USB +5V』って何かと言うと、音声信号を増幅するアンプが使用する電源はPCのUSB端子からLANケーブルを通すことで供給することにしました。小さいケースに収まる電源回路作るのメンドイし

『MIDI signal 4/5』ってMIDIケーブルは5端子あるはずなのに2本しかないじゃん?!と思った方はよく見てますねぇ。実はMIDIケーブルって5端子あるけど、実際に使用されているのは3端子のみで、そのうち1端子はGND端子。よって必要な信号線は2端子のみなのである。

そんなこんなで作った回路がこんな感じ。

USBからの+5Vの単電源で駆動させるための回路はこちらのページを参考にさせていただきました。

NJM4580を単一5Vで駆動させる。(2) – 気ままハンドメイド雑記
http://handmadezakki.blog.eonet.jp/miscellaneous/2010/03/njm4-69d0.html

オーディオマニアな方が見たら怒られそうですが、コンデンサの値はかなり適当。部屋に転がってたコンデンサを適当に挿してみて自分の感覚として一番音が良かった気がする組み合わせにしました。

実は、計測回路のアンプ作成は何度かやったことがあるんですが、オーディオアンプは今回初。オペアンプとしてNJM4580Aを用いましたが、オペアンプ変えると本当に音が変わるんですね!ちょっと感動しました。

ちなみに、今回作成した回路、音質については「鳴れば良いや」と思いながら作ったので全然期待できません。音にこだわるなら、いったんデジタルに変換してLANケーブルを通した方がいいかもしれないですね。

おまけ

今回いろいろ試してみた副産物として得られた知識。LANケーブルのCAT6は確かにクロストークが抑制されている!CAT5eでうまくいってない時に試しにCAT6で実験してみるとクロストークが多少抑制された。さすがに、ゼロにはならないし、CAT5eのケーブルが大量に余っていたのでCAT5eで進めましたが、CAT6は確かにクロストークが抑制されることが実感できました。

2010/3/6 土曜日

【レビュー的な何か】EIZO FlexScan S2433W-H【目次】

IMG_1207

そろそろ、メインモニタとして限界が来つつあるGateway FPD2185W。こいつの置き換えのためモニタの買い替えを検討し始めて1年以上。EIZO FlexScan S2433W-Hを購入しました。

ナナオ 61cm(24.1)型カラー液晶モニターFlexScan S2433W-HBK S2433W-HBK - ナナオ

ナナオ 61cm(24.1)型カラー液晶モニターFlexScan S2433W-HBK S2433W-HBK

ナナオ

発売日:2009/09/01 | 定価:¥ 88,901 | amazonで購入する

FlexScan S2433W-Hは上位モデルであるSX2462Wと1万円程度しか差がなく、そのためか他のブログやレビューサイトでのレビュー数が圧倒的に少ない。よってネタになるかと思い、あえてFlexScan S2433W-Hを購入してみました。とはいえ、自分はディスプレイの画質については素人なので個人的な感想程度に思っていただけると幸いです。

どちらかと言うと、今回のレビューのメインは『遮光フード』の自作。材料や加工方法までできるだけ詳しく書きましたので参考になればと思います。

【レビュー的な何か】EIZO FlexScan S2433W【目次】

EIZO FlexScan S2433W-H – 【フォトレビュー 編】

EIZO FlexScan S2433W-H – 【画質比較 編】

EIZO FlexScan S2433W-H – 【遮光フード制作 編】

EIZO FlexScan S2433W-H – 【遮光フード改良 編】

EIZO FlexScan S2433W-H – 【まとめ】

【レビュー的な何か】EIZO FlexScan S2433W-H【フォトレビュー編】

【レビュー的な何か】EIZO FlexScan S2433W-H【目次】

EIZO FlexScan S2433W-H – 【フォトレビュー 編】←今ココ
EIZO FlexScan S2433W-H – 【画質比較 編】
EIZO FlexScan S2433W-H – 【遮光フード制作 編】
EIZO FlexScan S2433W-H – 【遮光フード改良 編】
EIZO FlexScan S2433W-H – 【まとめ】

まぁ、まずはお約束のフォトレビュー編。

最近の液晶としてはデカイ箱

IMG_0824

箱はこんな感じ。

IMG_0830

最近のフルHD液晶は非常に薄型になってますし、スタンドが取り外した状態で梱包してあったりしますのでノートPC並みの薄い箱に入っていたりしますが、EIZO FlexScan S2433W-Hは組みあがった状態で梱包されているため箱はかなり大き目。

重量も10kg以上ありますのでかなり重いです。購入して歩いて帰るのはかなりきついですので、車で運ぶか送ってもらった方が良いかと。

本体&スタンド

IMG_0834

取り出したS2433W-H本体はこんな感じ。

EIZOのベゼルが薄いSlimEdgeシリーズらしいデザイン。(おそらくSX2462W等とベゼルは共通?)最近の液晶は高級感を持たせるためか、ベゼルが光沢加工になっているものが多いですが、S2433W-Hは非光沢。光沢加工だと目が疲れやすいので、さすがはプロフェショナル用途での使用も想定しているモニタって感じですね。

スタンドにはEIZOの『ハイトアジャスタブルスタンド』を採用しており、高さの調節の他、上方向のチルト(+40度)、左右のスウィベル(±35度)が可能。上の写真では高さが最低の状態で、もっとも高くすると…

IMG_0835

こんな感じに。

モニタ本体の重量が7.2kgとかなり重いにもかかわらず、高さ調節はかなりスムーズにできる。

高さが最低の状態でも結構高めの位置になっていますが、この手の液晶は机からの「写り込み」を防止するために高めに使うのが一般的ですから、高い方を優先しているのでしょう。もし、低くする必要があるなら『FlexStand』採用モデルを選んだほうがいいかもしれません。

IMG_0836

スタンドをもっとも高くした状態にすれば液晶の縦表示も可能となる。回転方向は時計回りに90度。

ちょっと不便だと感じるのが、0度で止まらず反時計回りにも数度まわること。傾いたところにも設置できるようにしているんでしょうかね?0度でいったんロックされるなどの機能があればもっと使いやすいのに…

入力端子類

IMG_0840

入力端子類はこんな感じ。

左から『アナログ音声入力(ステレオミニジャック)』、『DisplayPort』、『DVI-D』、『VGA(ミニD-Sub15)』、『USB (Rev.2.0)』となっている。

DisplayPortは8bit入力まででFlexScan SXシリーズのように10bit入力には対応していない。

IMG_0844

『アナログ音声入力』端子からの音声はモニタ裏に搭載されているステレオスピーカーから出力される。かなり小さいスピーカーなので、おまけ程度だとおもった方がいいです。

また、側面にはヘッドホン端子があり、ヘッドホンをつなぐとスピーカーは消音される。

IMG_0847

電源入力には一般的なIEC C14端子を採用。

最近はめっきり少なくなってきた一次電源スイッチを搭載している。ここをOFFにすれば待機電力はゼロになる。個人的には、電子制御式のスイッチよりも、こう言った機械式のスイッチの方が好きなので、これはうれしい。

IMG_0848

側面はこのようになっており、最近の液晶としてはかなり奥行きがあることがわかるかと。USB出力端子が2系統とヘッドホン端子はモニタに向かって左手側にある。個人的には、USB端子はマウスをつないだりすることを考えて右手側につけてくれた方がうれしかったですね… 縦表示にしたときに左手側は上に行ってしまいますし…

前面操作ボタン類

IMG_0856

全面の操作ボタン類はこんな感じになっている。

左から『Auto EcoView』『EcoView Index』『入力切り替え』『モード切り替え』『Enterボタン』『矢印ボタン(4個)』『電源ボタン』となっている。

SX2462Wなどの最新モデルではだいぶ改善されているようですが、正直なところメニュー画面などの操作がしづらい… とくに矢印ボタンは配置がわかりずらい。

でも、メニュー画面はそれほどいじることが無いですし、設定を変える可能性がある色調整はWindowsやMacOS上からソフトウェア『ScreenManager Pro for LCD』で設定すること可能なので普段使う上で問題はない。

IMG_0855

操作ボタン類の左にはAuto EcoViewのセンサーがある。このセンサーは環境光の明るさを検出し、部屋の明るさに合わせてモニタの輝度を自動で調節してくれる。『Auto EcoView』ボタンを押すことでこの機能のON/OFFが可能となっている。

ecoviewindex

Auto Eco ViewとEco View IndexがONの時には画面に上のようなIndexが表示されるようになる。部屋の明るさを徐々に明るくしていくと灰色の背景がバックライト輝度の上昇によって徐々に明るくなっているのがわかると思います。

21インチとの比較

IMG_0853

最後に、これまで使用していたGateway FPD2185Wと並べてみた写真を。21インチから24インチになってどれくらい変わるものかと思ってましたが、机の上に置くと、さすがにデカイ。解像度が1680×1050から1920×1200になって作業効率が上がることを期待していましたが、さすがに1280×1024から1680×1050に変更したときほどの感動はないですね(^^;)でも、動画編集時に表示できるトラック数が少しでも増えるのはGood。

【画質比較 編】

【レビュー的な何か】EIZO FlexScan S2433W-H【画質編】

【レビュー的な何か】EIZO FlexScan S2433W-H【目次】

EIZO FlexScan S2433W-H – 【フォトレビュー 編】
EIZO FlexScan S2433W-H – 【画質比較 編】←今ココ
EIZO FlexScan S2433W-H – 【遮光フード制作 編】
EIZO FlexScan S2433W-H – 【遮光フード改良 編】
EIZO FlexScan S2433W-H – 【まとめ】

FlexScan S2433W-Hには高色域対応のVA方式の液晶パネルが搭載されている。

VA方式は最近、低価格な液晶ディスプレイで多くなってきているTN方式と比べると視野角が広く、電圧非印加時の遮光性が高いため、コントラストが高いという特徴がある。

画質については自分は勉強不足なので詳しくはレビューできませんので、視野角や個人的な感想程度にとどめておきます。比較にはこれまで使用したGateway FPD2185Wを用いました。

FlexScan S2433W-H 最大の特徴『超低輝度モード』

FlexScan S2433W-H最大の特徴は広い輝度範囲。

IMG_0977

まず、最大にした際の明るさは、『目つぶし』という単語がぴったりというくらい眩しい!上の写真ではS2433W-H(左)もFPD2185W(右)も最大輝度ですが、桁違いに明るいことがわかるかと思います。FPD2185Wが長いこと使用してバックライトが暗くなっていることもあると思いますが、最近の液晶のバックライトは明るいですねぇ。

逆に、輝度を最低にすると…

IMG_0979

ビックリするくらい下がります!この写真では両モニタとも最低輝度に設定している。

注:撮影したカメラが自動露出しかないためFPD2185Wに露出があってしまって輝度が最高輝度時と同じに見ますが、実際にはもっと暗いです

これまで使用してきたディスプレイでは輝度を下げるとインバータの音が大きくなったり、チラツキがひどくなったりすることがありましたが、S2433W-Hではそういったことが無く、ここまで下がりました。

ただし、肉眼では見れませんでしたが、カメラで撮影したところ輝度を下げるとブラウン管を撮影した時のような縞模様が見えるようになったことから、高速で点滅(または走査)しているのかもしれません。以下の動画で確認できます。

Get the Flash Player to see the wordTube Media Player.

まぁ、肉眼で見えないのでとくに問題は無いと思います。

この超低輝度モードは薄暗いCAD室などに最適とされていますが、確かに真っ暗な部屋で目が疲れずに作業できるためかなり便利ですね。

視野角

お次は視野角を見ていきます。比較対象のGateway FPD2185WもVA方式。S2433W-Hが適切な輝度(ここでは30%)に設定し、その輝度にFPD2185Wを合わせました。

まずは、正面から。

IMG_1001

撮影に用いたカメラの色域がsRGBまでですので、この写真ではなんとも評価しがたいですが、さすが高色域パネルと言った感じです。OSでの色校正を行っていない状態で撮影しているため『正しい色』が表示されているわけではないですが、赤や緑の鮮やかさが全然違う。

お店での展示では微々たる違いだと思っていましたが、いざ使ってみると全然違う。とくに、AdobeRGBで撮影された写真の人の肌の色を見ると、今までいかにインチキな色を見てきたかがわかった。

横から見ると…

IMG_1010

さすがに表示が暗くなりますが、VA方式らしく視野角は広い。とはいえ、こんな横から見ることはないですからねぇ(^^;)

上からは、こんな感じ。

IMG_0997

ここがTN方式との最大の違いですね。TN方式のように上下方向で色が反転したりすることが無いです。

これが一番効いてくるのが、縦表示を行った際。最近はTN方式の低価格フルHD液晶で縦表示に対応したものが出てますが、正直なところ上下方向の視野角が狭い液晶で縦表示は使えたものではないです…

なお、VA方式はTN方式に比べて応答速度が遅いといわれていますが、S2433W-Hではオーバードライブ回路が搭載されているため、残像は気になりませんでした。とはいえ、個人的な感想なのでこれについては店頭で自分の目で確かめた方が良いかと…

【遮光フード制作 編】

【レビュー的な何か】EIZO FlexScan S2433W-H【遮光フード制作編】

【レビュー的な何か】EIZO FlexScan S2433W-H【目次】

EIZO FlexScan S2433W-H – 【フォトレビュー 編】
EIZO FlexScan S2433W-H – 【画質比較 編】
EIZO FlexScan S2433W-H – 【遮光フード制作 編】←今ココ
EIZO FlexScan S2433W-H – 【遮光フード改良 編】
EIZO FlexScan S2433W-H – 【まとめ】

遮光フードとは?

今回EIZO S2433W-Hを購入した目的の一つはこれまで適当に行ってきた色校正を少しでも改善すること。ディスプレイ自体の発色はソフトウェアやEIZOのEasyPIXのようなハードウェアを用いることで校正が可能である。

ColorEdge-2

画像引用元 - EIZO ColorEdge総合カタログ

しかし、ディスプレイからの正しい色を目まで届けるためにはディスプレイへの外光写り込みを防ぐ必要がある。右の写真のような『遮光フード』はこの写り込みを防ぐために搭載するものである。

この遮光フードは各メーカーの色校正に用いられることを想定しているモニタでは純正品が準備されていることが多い。実際EIZOもFlexScanシリーズ用に存在するが、今回購入したFlexScan S2433W-Hに対応しているとしているものは無い。たとえあったとしても、純正品は2万円近くする。

そこで、今回はS2433W-H用の『遮光フード』を自作してみました。

遮光フードでの必須条件

まず、遮光フード制作にあたり、重要となることを並べてみる。

  1. 部屋内の光源が直接画面に当たらないようにする
  2. 光りが漏れないように隙間をつくらない
  3. ディスプレイ自体の光を吸収する
  4. ディスプレイへ負荷をかけないように軽くする
  5. ディスプレイの排熱を妨げない

1は遮光フードの目的なので当然重要となってくる。遮光フードの大きさはこれにより決まってくる。2についても同様である。以外に盲点なのが3。ディスプレイが発光する光自体により色に影響が出てくることがある。このため、遮光フードの内側の加工が重要となってくる。この点については後ほど詳しく記載する。4と5はディスプレイへの負荷を減らすために重要となる。負荷をかけ続けた状態では製品寿命が短くなってしまう可能性があるためである。

材料紹介

それでは材料を紹介。

IMG_0927

今回制作に使用した材料は東急ハンズで調達してきました。ほとんどの材料はホームセンターで手に入ると思います。

IMG_0928

大まかに紹介すると、本体を校正する「黒い板」、形状を保つための「L字アングル材」、部品同士を接着するための「両面テープ」、そしてディスプレイとの接触面を保護兼滑り止めの「ゴムシート」。

IMG_0930

まず、「黒い板」にはアクリサンデーの『FOREX』を採用しました。

必須条件の4で「軽い材料」と書きましたが、「軽く」て「丈夫」な材料となると発泡系の材料が最適と考え、探してみると低発泡塩ビ版『FOREX』が良いと判断しました。加工も楽だということも理由の一つです。

IMG_0946

ちなみに、今回制作中に寸法の変更を行ったため上の写真の「Mサイズ 450×600」では足りなかったため新たに「Sサイズ 300×450」を買い足しました。

IMG_0935

『FOREX』への写り込みは上の写真のようになっている。必須条件3で「ディスプレイ自体の光を吸収」としましたが、この点については『FOREX』は不合格。とはいえ、表面に何かしらの加工を施せば問題がないと判断しました。

IMG_0929

L字アングルは表面が黒く加工されているものを購入。大きさが異なる3種類を準備し、負荷がかかる部分には大きめのものを使用し、目立つところはできるだけ小さいものをしようしました。

材料の加工

材料の加工に用いた道具は「定規」「鉛筆」「カッター」「金ノコ」「カッター版」「金ヤスリ」「紙ヤスリ」。とくに特殊な工具は用いませんでした。

IMG_0937

「定規」と「鉛筆」で補助線を書きそれに合わせて加工。「カッター版」はなければ新聞や段ボールを重ねれば無くてもOKですし、「ヤスリ」は最後の仕上げにこだわったため使用したためこだわらないならば無くてもOK。

まず、FOREXの加工ですが、HBの鉛筆で補助線を書きました。

IMG_0944

最初、マッキーペンで目立たないように補助線を書いていましたが、試しにHBの鉛筆で書いてみると、消しゴムで簡単に消えるしFOREXとの反射率の違いでマッキーペンよりもしっかりと見えるため途中から鉛筆に。

IMG_0947

切り出しはカッターを使用。最初に軽く表面に傷をつけて、その傷に沿って数回掘っていけば切れました。なお、カッターの刃はかなり減りますので小まめに交換した方が良いようです。

IMG_0943

L字アングルは金ノコで切断し、エッジのバリを金ヤスリで取り、最後に紙ヤスリで仕上げました。とくに、ディスプレイに接触する場所や、手が触れてしまう可能性がある場所は傷や怪我の原因になるのでしっかりと加工。

IMG_0968

なお、L字アングルの切断面はアルミの銀色が見えてしまうので、黒く加工しました。といっても、マッキーペンで黒く塗っただけです。簡単な加工ですが、一気に目立たなくなりました。

IMG_0949

こうして出来上がったパーツ。

側面部分は扇型にすることもできたんですが、加工のし易さを考え、斜めの直線カットにしました。

IMG_1202

各パーツの組み立てにはフィルム系の両面テープを使用しました。必須条件2で「隙間を作らない」としましたが、フィルム系であれば薄くて隙間ができづらいためである。またフィルム系は紙系よりもコツをつかめば剥がしやすいですからね。

最初は、接着剤での接着やネジ止めを考えましたが、加工がめんどくさいですし、あとで剥がせば改良できると考えて両面テープに。

こういうの作るときには「加工が楽」というのは重要です(^^)

そして完成!

こうして組みあがったのが…

IMG_0950

こんな感じに。

IMG_0952

天板には窓がきってありますが、これはEasyPIX等のハードウェアキャリブレータを使用できるためにつけました。蓋もついていて、通常は閉めた状態で使用する。光の漏れを防ぐため、穴よりも蓋がかなり大きめになるようにしてある。

IMG_0953

立ててみると、たわみは発生していないことがわかる。

IMG_0954

ディスプレイのベゼルに接触する部分にはゴムシートを接着。このゴムシートですが、プラスチック製品とくっ付き難いものを使用。ゴムは放置しておくとくっついちゃいますからねぇ。

BEFORE

IMG_0958

AFTER

IMG_0959

遮光フード完成!

IMG_0962

今は無いが、いずれハードウェアキャリブレータを購入した際には、このように天板の蓋を開けて使用可能。

IMG_0963

S2433W-Hは背面の上部に排熱口がありますが、必須条件5に書いたように、可能な限り塞がないように工夫しました。普段、輝度設定をかなり低くして使用しているので、熱くなることはないですが、輝度を高くして使用することが多い場合は熱くなりますので、肉抜きするなど、もう一工夫必要になりそうです。

【遮光フード改良 編】

【レビュー的な何か】EIZO FlexScan S2433W-H【遮光フード改良編】

【レビュー的な何か】EIZO FlexScan S2433W-H【目次】

EIZO FlexScan S2433W-H – 【フォトレビュー 編】
EIZO FlexScan S2433W-H – 【画質比較 編】
EIZO FlexScan S2433W-H – 【遮光フード制作 編】
EIZO FlexScan S2433W-H – 【遮光フード改良 編】←今ココ
EIZO FlexScan S2433W-H – 【まとめ】

【遮光フード制作編】で完成した自作遮光フード。

FOREXの写り込みを心配していましたが、実際に使用してみると…

IMG_0976

かなり写り込みますね…

やはり内側は加工が必要でした。

黒くて低反射素材…

そうか!パーマセルテープ!

というわけでヨドバシへ直行し、買ってきました。

IMG_1106

写真を本格的にやっている方以外はあまり知らないと思われる『パーマセルテープ』。写真の世界では光の漏れを防ぐ遮光テープとして用いられている。また、長時間貼ったままでも跡残りしにくい特徴もある。

IMG_1108

ホームセンターなどで販売されている黒いクラフトテープと比較すると、光の反射率が全然違うのがお分かり頂けるかと。

IMG_1112

このパーマセルテープを地道に貼っていきました。とりあえず、半分まで貼った状態で一度比較してみました。

IMG_1113

FOREXの表面が出ている部分と比べるとかなり反射は抑えられるようになりました。

完成した状態で比較すると…

BEFORE

IMG_0976

AFTER

IMG_1118

かなり改善されました。

自分が求めるスペックとしては必要十分だとは思いますが、メーカー純正のフードと比べるとまだまだである。パーマセルテープは予想以上に黒さが浅くて、明るい部分では多少は反射が発生してしまっている。

もし、さらなる改良を施すとすれば純正品のように表面にフェルトを貼ったほうが良さそうです。

【まとめ】

【レビュー的な何か】EIZO FlexScan S2433W-H【まとめ編】

【レビュー的な何か】EIZO FlexScan S2433W-H【目次】

EIZO FlexScan S2433W-H – 【フォトレビュー 編】
EIZO FlexScan S2433W-H – 【画質比較 編】
EIZO FlexScan S2433W-H – 【遮光フード制作 編】
EIZO FlexScan S2433W-H – 【遮光フード改良 編】
EIZO FlexScan S2433W-H – 【まとめ】←今ココ

IMG_0986

これまで使用してきたGateway FPD2185Wを置き換えるために購入したEIZO FlexScan S2433W-H。FPD2185Wはサブモニタに格下げになり、これまでサブモニタだった三菱のCRT RD19NFは部屋の奥地へと追いやられ、机はビックリするくらい広くなりました。それに比例して余計なものが置けるようになったの机の上はひどく汚くなりましたけどね(^^;)

画質は素人なりの感想としては、さすがは高色域VA方式パネルを採用しているだけあるといったところ。最近のEIZOのパネルはギラギラがすごいと言ったレビューを見ますが、この機種には無いのか、それとも自分が鈍感なのかわかりませんが、全く気になりません。『超低輝度モード』はかなり使える機能でAuto EcoViewと組み合わせることで、明るい昼間から夜間作業まで目が疲れることなく作業できるのはGOOD。

ただし、FlexScan SXシリーズのような色域変換機能が搭載されていないためカラーキャリブレーションに対応していないソフトウェアでのsRGB作業を要求される場合は注意が必要です。

1万円しか変わらないFlexScan SX2462Wを選ばないでS2433Wを選ぶ理由があるとすれば、「どうしても超低輝度が必要」でしょうかねぇ。薄暗い部屋での作業が多い人にはお勧めです。それなりに明るい部屋で作業するなら、ちょっと奮発してSX2462Wの方がお勧めですね。

2009/6/9 火曜日

G-MONSTER-PROMISEのSSD非搭載キット

Filed under: コンピュータ関連,ハードウェア関連,日記,電気電子・情報関連 — ハイジんブルー @ 22:52:10

フォトファースト、リード/ライト270MB/secの高速SSD – PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20090609_280867.html

出たら良いなぁ~と思ってたら、出ました!(^^)

PhotoFastから発売中のPCI Express接続SSD「G-Monster-PROMISE PCIe」ですが、先日こんな記事を書きました。

はいじん☆ちゃんねる >> G-Monster-PROMISE PCIe の分解レビュー記事
http://haizin.serveblog.net/?p=3267

日経PC onlineに分解レビューが載っていたのですが、RAIDボードとSSDにカバーをしただけのような感じで、自作できるのでは?と思ってました。すると、今日、PhotoFastからSSDが搭載されていない「G-MONSTER-PROMISE-KIT」なるものが発表されました!

ユーザーが独自にSSDを組み込むことができるようですが、「G-MONSTER V3」以外は相性保障されないとか。

ちょっと面白そうですね。

次ページへ »

HTML convert time: 1.131 sec. Powered by WordPress