2009/7/31 金曜日

変わった方法でST31500341ASを高速化?

Modifying the Seagate 1.5TB Hard Drive: Unleash the Hidden Performance Within – TechwareLabs
http://www.techwarelabs.com/seagate_1-5tb-mod/

TechwareLabsにちょっと珍しい方法でHDDを高速化(というよりは最適化か?)していました。対象にしているのはSeagateのBarracuda 7200.11 1.5TBモデル「ST31500341AS」なんですが、Western Digitalの10,000rpm Velociraptorに迫る性能を出すことはできないか?ということを検証しています。

高速化の原理

その方法とは、ST31500341ASのファームウェアのLBA(Logical Block Address)を制限することで、HDDプラッタの外周域のみを利用するというもの。LBAはプラッタ上のデータの位置を示す“住所”のようなものですが、これの値を小さくすることで認識可能な容量を減らし、高速に読み書きができる外周のみを利用するわけだ。記事では、LBA数の値を589080586にすることで外周域の300GBのみを利用するようにしている。(1.5TBの場合は2930277167)

ST31500341ASは1.5TBですが、残りの1.2TBはどこに行くかと言うと、全く利用されない。つまり無駄になる。『それじゃ、ST31500341ASを使う意味が無いじゃん!』と思うかもしれませんが、この記事の趣旨は『ST31500341ASでVelociraptorに迫ること』なので、Velociraptorの最大容量である300GBであることに意義があるとのことです(^^;)

結果

このようにLBAを制限し外周域300GBを使用したところ、HDTune Pro 3.00で最大転送レート130.0MB/s、平均でも123.0MB/sとなっています。LBA制限が一番顕著に現れているのが、アクセスタイムですね。外周域のみを利用するためヘッドの移動量が少なく、アクセスタイムが10.7msになっています。以前、自分が行ったベンチマークでは13.7msとなっていたことを考えるとかなり早くなってますね。

はいじん☆ちゃんねる >> ST31500341AS レビュー[HDTune2.55編]
http://haizin.serveblog.net/?p=1123

アクセスタイムはランダムアクセスに現れるようですので、確かに高速化が期待できそうですね。

個人的に気になる点

ただし、この記事で若干疑問もあったり。

コレってパーティションを切るのと違うのだろうか?確かにHDTuneのようにファイルシステムレベルよりも物理層寄りのベンチマークでは効果がでますけど、実際の使用では差がでるでしょうかね?外周域以外は利用していないことでアクセスが発生しないのが利点ってことでしょうかね?

あと、ベンチマークがLBAをいじっていない“素のST31500341AS”と比較していないことも気になる。CrystalDiskMark 2.1の結果が掲載されていますが、この程度の上昇はベンチマーク環境の最適化で得られそうですからねぇ。そもそも、使っているのがバグがあるver 2.1だし…

まとめ

とはいえ、今まで聞いたことが無い方法だけに勉強になりました。

ちなみに、LBAの編集ですが、コンピュータの電源を完全に切ることがポイントだと書かれています。どうやら、再起動だとHDDの電源は切れておらずリセットされないのでLBA編集が失敗するようです。まぁ、試すときは自己責任でね(^^;)

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