2010/11/18 木曜日

HGSTから4KiBセクタ非採用の3TB HDDが登場

なかなか正式なプレスリリースが出ませんが、PC Watchに掲載されていたので書いちゃいます。

HGST、最大容量3TB/7,200rpmのHDD「Deskstar 7K3000」 – PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20101118_407501.html

先日Western Digitalから3.5インチHDDとしては最大容量となる3TBの『WD30EZRS』が発表・発売されましたが、新たにHGSTからも3TBモデルが登場しました。

今のところ、正式なプレスリリースが出された様子もなく、11月13日に英語の公式製品情報に登場後、11月16日には秋葉原の店頭で販売が開始、そして、今日確認したところ、日本の公式製品情報に追加されていました。

Deskstar 7K3000 – HGST製品情報
http://www.hitachigst.com/portal/site/jp/products/deskstar/7K3000/
Deskstar 5K3000 – HGST製品情報
http://www.hitachigst.com/portal/site/jp/products/deskstar/5K3000/

登場したのはデスクトップPC向けの『Deskstar』シリーズで7,200rpmの『Deskstar 7K3000』と可変回転数CoolSpin採用の『Deskstar 5K3000』。どちらも1.5TB、2TB、3TBの3モデル構成となっている。キャッシュ容量は7K3000で64MB、5K3000で32MBとなっている。

正式な発表が無いため、正しいプラッタ容量については不明ですが、販売しているショップの情報では600GBプラッタを採用しているとか。先に登場した『WD30EZRS』は750GBプラッタを4枚搭載しているましたが、今回登場したHGSTの3TBでは600GBプラッタを5枚採用している。

このほか『WD30EZRS』と異なる特徴として、インターフェースはSATA 6Gbpsを採用している点と4KiBセクタ非採用があげられる。

これまでのHDDはセクタサイズが512Byteでしたが、このセクタサイズでは32ビットLBAによる『2TBの壁』が発生するため2.2TB以上の容量を実現することが難しい。また、セクタサイズを大きくしたほうがプラッタの記録効率が高くなるため、最近の大容量HDDでは4KiB(4096Byte)のラージセクタを採用するものが増えている。

はいじん☆ちゃんねる >> 【注意!】WD10EARSは特殊な物理フォーマットを採用
http://haizin.serveblog.net/?p=5953

はいじん☆ちゃんねる >> Advanced Format Architectureの意義
http://haizin.serveblog.net/?p=6098

ところが、今回発表されたDeskstar 7K3000および5K3000は仕様書によるとラージセクタは採用せず、セクタサイズが512Byteとなっている。このためラージセクタ採用HDDをWindowsXP等で使用したさいに指摘されているパフォーマンス低下の心配はない。ただし3TBモデルはXPでは使用不可等の制限がありますので、HGSTが公開している対応情報を参照してください。

(英語PDF)High Capacity (≥2.2TB) Technology Brief
http://www.hitachigst.com/tech/techlib.nsf/techdocs/D213A024C090CE9F862577D5002600FC/$file/FinalHiCap_2.2TB_TechBrief.pdf

型番一覧

Deskstar 7K3000 (SATA 6Gbps/64MB/7200rpm)

HDS723030ALA640 : 3TBモデル
HDS723020BLA642 : 2TBモデル
HDS723015BLA642 : 1.5TBモデル

Deskstar 5K3000 (SATA 6Gbps/32MB/CoolSpin technology)

HDS5C3030ALA630 : 3TBモデル
HDS5C3020ALA632 : 2TBモデル
HDS5C3015ALA632 : 1.5TBモデル

2010/10/20 水曜日

WesternDigitalから3TB/2.5TB HDDが正式発表

Filed under: コンピュータ関連,ハードウェア関連,日記,電気電子・情報関連 — ハイジんブルー @ 12:52:23

[新製品] Western Digital、容量3TBの「Caviar Green」(WD30EZRSDTL)出荷開始 – エルミタージュ秋葉原
http://www.gdm.or.jp/pressrelease/201010/20_02.html

Western Digitalから単体3.5インチHDDとしては最大容量となる3TBの『WD30EZRSDTL』(WD30EZRS)および2.5TBの『WD25EZRSDTL』(WD25EZRS)が正式発表されました。

どちらも省電力志向の『WD Caviar Green』シリーズに属するモデルであり、回転数は『IntelliPower』に準拠する。3TBの大容量を実現するにあたり、750GBプラッタと4KiBのラージセクタ『Advanced Format Technology』を用いている。

Large Capacity Drives – Western Digital
http://www.wdc.com/jp/solutions/Greaterthan22.asp

実質、内臓向けHDDとしては初の2TB越えとなりますが、通称『2TBの壁』についてWestern Digitalが対応状況を掲載していました。現状としてはWindows XPでの使用は困難、Windows 7/Vista 32bit版ではセカンドドライブ限定、7/Vista 64bit版ではEFI環境ではブートドライブ可能、MacOSXでは問題なく使用可能といったところ。

(説明書PDF)2.5/3 TB Hard Drives SATA Host Bus Adapter Quick Install Guide
http://www.wdc.com/en/solutions/docs/2079-771087-802_screen.pdf

現在EFIに対応してるマザーボードはかなりレアな存在なので、Western DigitalはPCIe接続のSATAホストバスアダプタ(HBA)をセットにしている製品を用意している。レビューサイトによると付属HBAは『HighPoint Rocket 620』のようです。このHBAを用いず、たとえばIntel ICH10Rに直接つなぐと746.39GBまでしか認識しないこともあるようなので注意が動作環境は注意が必要になりそうですね。

2009/12/12 土曜日

【注意!】WD10EARSは特殊な物理フォーマットを採用

キャッシュ64MBの安価な1TB HDDがWesternDigitalから登場 – ASCII.jp
http://ascii.jp/elem/000/000/482/482337/

Western DigitalからCaviar Greenシリーズの新モデル『WD10EARS』が発売開始されたようです。

これまでの『WD10EADS』との違いはキャッシュ容量が倍の64MBになったこと。回転数が可変(公称)であることなどは共通。

ひっそりと採用された新物理フォーマット

あまり知られていないようですが、実はこのWD10EARSから物理レベルでのフォーマットが変更になっているそうです。新たに採用されているのは『Advanced Format Structure』。

現在の販売されているHDDでは512byte単位でデータを分割し、前後にECC・CRCなどのエラー訂正符号、同期用のセクタ間ギャップ、ヘッド位置制御用のサーボフィールドを加えて一つのセクタとして記録している。

WD10EARS-layout

(画像引用元)http://www.pcper.com/comments.php?nid=8113

『Advanced Format Structure』ではデータの分割単位を4096byteに。これに伴い、エラー訂正符号『ECC』の符号長は長くなったが、そのほかの符号長は変わらないため、同じだけのデータを記録しようとすると10%ほど記憶領域が節約できるとか。

また、節約した記憶領域の一部をECCに割り当てることでエラー回復率を50%改善しているとのこと。

2TBの壁

『2TBの壁』に悩まされている方なら「セクタ数が少なくてすむ!」ということに反応するかもしれませんが、残念ながら『Advanced Format Structure』は物理レベルのフォーマット(実際にディスク表面に書き込まれている内容)にのみ適用されていて、論理レベルではこれまでのHDDと同様になっているため、『2TBの壁』はそのまま存在していることになる。

Window XP以前での使用は注意!

むしろWindows XP以前で使用する際には注意が必要なようです。

WD10EARS-offset

(画像引用元)http://www.pcper.com/comments.php?nid=8113

Windows XP以前でパーティションを作成すると63セクタ目(63*512byte)から8セクタを1つクラスタとしてデータが書き込まれる。ところが、4096byte(8*512byte)おきにデータを分割する『Advanced Format Structure』では物理レベルでのデータ分割と論理レベルでのデータ分割にオフセットが生じてしまう。

Windows Vista以降ではこれが改善されて2048セクタ目から開始されるようになったようですが、Windows XP以前ではこれの影響で性能が発揮できないことがあるようです。

この対策としてEARSシリーズには専用のジャンパー端子(7-8番ピン)が搭載されていて、この端子間をショートさせることでHDDのファームウェアを書き換えてセクタ位置を論理的に1つずつずらしてくれるようです。(見かけ上64セクタ目が63セクタになる)

ただし、注意が必要なのが、このジャンパピンの設定は論理フォーマット前に行う必要があること。論理フォーマット後で設定を変更するとデータが読み出せなくなるようです!EARSシリーズのラベルに注意書きがあるようなので取り付け前に確認したほうがよさそうです!

参考文献

発売になった情報はあれども、日本語での『Advanced Format Structure』関連情報を全然見かけないので書いてみました。参考にした情報源は以下のページですので、そちらも参照してください!

(ホワイトペーパー PDF)Advanced Format Technology – Western Digital
http://www.wdc.com/wdproducts/library/whitepapers/en/2579-771430-A00.pdf

Western Digital introduces ‘Advanced Format’ – PC Perspective
http://www.pcper.com/comments.php?nid=8113

追記:2009/12/13 17:20

AKIBA PC Hotline!にも情報が掲載されました。

Windows XPでは再設定が必要な1TB HDDが発売 – AKIBA PC Hotline!
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20091212/etc_wd.html

追記:2009/12/15 22:41

伝道師日記さんが比較してました。それほど影響は無いのかなぁ?

【WD10EARS】Windows7とXPでの差はあったのか・・・・ – 伝道師日記
http://ameblo.jp/dendoshi/entry-10410371516.html

追記:2009/12/20 21:16

ドスパラの製品レビューにWindows XPとWindows 7の比較あり。ここまで差が出ている結果は初見。

はいじん☆ちゃんねる >> WD10EARSの比較ベンチマーク
http://haizin.serveblog.net/?p=6092

2009/3/18 水曜日

RAID構成時には2TBの壁に注意!

大容量ハードディスクのRAIDは2TBの壁に注意 – ドスパラ製品レビュー
http://review.dospara.co.jp/archives/51603663.html

いよいよ、WD20EADSの登場で単体のHDDでも2TBに達するようになりました。(まぁ、OS読みでは1.8TBですけどね^^;)いつの時代もHDDの容量が増えると「容量の壁」にぶち当たることになる。

容量の壁

一番最近では、「137GBの壁」がありました。パラレルATAタイプのHDDでは仕様上137GBまでしか領域管理ができませんでした。そこで、141PB(ペタバイト=1,000TB)まで扱える「Big Drive」規格が登場した。このため、少し古いPCの中にはHDDの最大容量が120GBまでっていう製品が存在します。

2TBの壁

そんな「容量の壁」ですが、次にぶち当たるのが「2TBの壁」。これはHDDの先頭に記述されているMBR(Master Boot Record)による制限。このMBRにはパーティションの情報が記録されており、そこで管理できるデータ量が2TBであることにより発生する。(詳しい計算はドスパラの記事で)

解決策

これから2TBを超えるHDDが登場するとこの「2TBの壁」による問題が発生する。その解決策として、MBRの代わりにGPT(GUID partition table)を用いる方法がある。Vistaが発売になったときにちょっぴりだけ話題になったやつです(^^;)

このGPTを利用できるのは今のところ、WindowsではVistaとXPの64bit版となっている。そのため、Vistaであればデータを保存する分には「2TBの壁」に困ることはないはず。

gpt

実際、Vistaの[コンピュータの管理]-[ディスクの管理]に↑このような項目がありますし。

2TB以上での起動

ただ、2TB以上のパーティションで起動するとなると話は別。現在のマザーボードに搭載されているBIOSではGPTからの起動がサポートされていない。GPTからの起動には次世代BIOSと言われているEFIが必要になる。

このEFIをサポートしているのは今のところ、メジャーなOSでは、Windows Vista SP1 64bit版とMacOSXのみ。(LinuxやItanium用WindowsもEFIに対応してますが、まぁ、そんなの使ってる人は「2TBの壁」程度では困らないですよね^^;)マザーボードに至っては、MSIの「P35 Neo3-EFINITY」くらいでは?

このため、2TB以上のHDDでの起動は現状としてはかなり難しい。まぁ、起動OS用のHDDに2TB以上も必要とする人がいるのかどうかが不明ですけどね。

それにしても2TBかぁ。コンピュータを使い始めた頃は10MBの外付けHDDでもスゲェ!と思ってたのにな(笑)

P.S. この記事の番号かなり若い(#961)ですが、実はWD20EADSの噂が流れた時に書いた記事を忘れてて放置していたからです。ドスパラの記事を読んで思い出しましたwww

2009/2/28 土曜日

ICH9RのRAIDとWindowsXPのRAID

マザーボードの機能でRAID5を構築 専用ボードなら、さらに高性能も 基礎編 – 日経PC online
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/knowhow/20081204/1010269/

日経PC onlineにHDDを複数台利用したRAIDの構築の仕方が書かれてました。

個人的には一番最後のベンチマークが気になりました。IntelのチップセットICH9RによるRAID0とWindows XPの機能によるRAID0はパフォーマンスが変わらないんですね。まぁ、どっちもCPUを使うソフトウェアだから当たり前といわれればそうですが、てっきりWindowsXPのソフトウェアRAIDっておまけのような機能だと思ってました。2TBの壁もクリアできるようだし、意外に使えるんですね(^^;)

2009/1/28 水曜日

WD20EADSのベンチマーク

ついに容量2TB、WDが3.5インチSATA HDD「WD20EADS」 – マイコミジャーナル
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/01/28/004/index.html

あら。すでに正式発表されてたんですね(^^;)そのWD20EADSですが、海外ですでにベンチマークが掲載されてました。試作品のようなので必ずしも製品と同じ結果とは限りませんが、5400rpmにしてはなかなか良いのでは?って感じですね。

Vista 32bit版でNTFSフォーマットでは2,000,241,807,360byte=1.81TBとして認識しているようです。2TBの壁はギリギリクリアなんでしょうか?ここまで大容量になってきたら、これはRAIDやる人にしか影響がなかった2TBの壁でつまづく人が増えそうですね。

追記:2009/02/05 10:56

ベンチマークが掲載されていたサイトのリンクが切れてました…

Western Digital 2TB Caviar Green Drive Preview – HOT HARDWARE
http://hothardware.com/News/WD-2TB-Caviar-Green-Monster-Drive-Preview/

2008/12/15 月曜日

500GBプラッタHDD情報

Filed under: コンピュータ関連,ハードウェア関連,日記,電気電子・情報関連 — ハイジんブルー @ 23:38:04

500GBプラッタ情報は本当だったのか?!
http://haizin.serveblog.net/?p=956

昨日、500GBプラッタのHDDがSamsungから登場したとの情報を載せましたが、今日に入ってようやく情報が出回り始めてきたようですね。とりあえず、フランスのSamsungのWebサイトに「HD502HI」が載ってました。フランス語ですが、確かにデータシートによるとシングルプラッタ500GBと表記されてますね。

HD502HI – Samsung (仏語)
http://www.samsung.com/fr/consumer/detail/detail.do?group=computersperipherals&type=harddiskdrive&subtype=desktop&model_cd=HD502HI

HD502HI(データシート) – Samsung (仏語PDF)
http://www.samsung.com/common/pdfDownload.do?report_type=PDF&report_file=ProductD2D3Preview.jasper&PARAMVALUE=site_cd&site_cd=fr&PARAMVALUE=prd_mdl_cd&prd_mdl_cd=HD502HI&PARAMVALUE=prd_ia_cd&prd_ia_cd=05040800&PARAMVALUE=specCond1&specCond1=&PARAMVALUE=type_name&type_name=disques+durs

この他にWestern Digitalからも500GBプラッタモデルの情報が出てきました。こっちは4プラッタで2TBのようですが、すでに海外で出回ってる国があるのだとか。ただ、この情報もまだ噂程度なので、もうちっと調べた方がよさそうですね。モデル名はWD20EADSとなっているので現在のWD Caviar Greenシリーズの最上位モデルになりそうですね。

ついにRaidユーザの間では有名な2TBの壁が注目される日が近づいてきましたねぇ。

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